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手紙 手紙
東野 圭吾 (2006/10)
文藝春秋

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罪を償うって、どういうことなんだろうね。
加害者の心が更正すれば、罪が消えたということにはならない。

そもそも、更正するという定義はなんなんだろう。
『更正』っていう言葉は存在するけれども、
それをきっちり具現化することなんて出来ないよね。
人間なんてそんなことの繰り返しなんだし。


話がそれたけど、
加害者が被害者やその周辺に償いの意思を伝え続けたからといって、
被害者の傷がなくなることはないし、過ぎてしまった事実は事実。
結局『償い』の行為は被害者のかさぶたを剥がす事でしかないかもしれない。


じゃあ、罪はどうやって償うんだ??


結局、その罪を背負って生きていくことが、償いになるんじゃないかな。
『償う』ということが果たして本当に可能なのかも、よく分からないけど。

死刑って、その人の背負った罪が重すぎるから存在するのかもしれない。

うまく表現できないんだけど、罪に対しての死刑ではなくて、
その罪をその先一生背負っていくことは、本人にとってあまりに過酷だったとしたら、っていうこと。
そんな捉え方も出来なくもない。

それほどの罪だったとしたら、その人が背負いきれないから、
死刑はある種の恩赦なんじゃないか、って思ってしまった。


なんか考えがめっちゃ偏ってますな

死刑肯定派か否定派かといわれると、お茶を濁すことしか言えないけど、
この本を読んで、そんな風に思いました。


罪を償うことを美しく描く話は想像に難くないけど、
こういうラストは、いろいろ考えさせられるや。


みなさんもぜひ。

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いつの間にか社会人4年目になりました。
旅好きです。
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