地下鉄に乗って

地下鉄(メトロ)に乗って 浅田 次郎 (1999/12) 講談社 この商品の詳細を見る

これも読んだ。
映画見た後に。




地下鉄に乗って

映画はｲﾏｲﾁ。でも音楽いいなー、って思ったら小林武史なんだね。
そういやエンディングでＳａｌｙｕがかかってたっけ。




映画も小説もそうなんですが、


別に地下鉄でなくても良くないか？？


ってのが感想です。


やっぱりファンタジーチックなのは苦手なのかなー。
ひねくれてるなー自分。

でも、設定がすごくベタなんだもん。


父の若い頃の姿を見て、
兄の死の真相に立ち会って、
一族を嫌った自分の行いに対して感傷的になる。


とか。


愛人の出生の秘密を知り、
偶然だとは片付けられない事実に戸惑う。


これも。

極めつけは、
この『みちこ』の設定が不倫相手なのが、……って感じ。

最愛の人が妻になりえないのは、父と母の関係とシンクロさせるため？
不倫なんて、結局ひとりよがりじゃんか。
勝手にしたらいーのに。

不倫してる人には、それなりの苦悩があると思う。
家族への心苦しさ、そして不倫相手への何らかの罪の意識。


実際は人それぞれなんだと思うけど、
そういう空気を帯びていないのには、嫌悪感を感じてしまう。


この話、主人公には家族も普通に存在していて、
だけど二人でのほほん。

タイムスリップうんぬんより、これが一番リアリティなかったなー。




ｸﾞﾀｸﾞﾀ...