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蝶のゆくえ (集英社文庫 は 12-5) 蝶のゆくえ (集英社文庫 は 12-5)
(2008/02/20)
橋本 治

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第18回柴田錬三郎賞受賞の傑作短編集(裏表紙より)

なんか暗い話だったー。というのが読後感。
あまり印象に残る箇所はなかった気がします。。。

ホント「普通」の女性たちが、不本意ながらも何をするでもなく流れに任せていたら、
いつの間にか年をとってしまった。っていう話。

こういう風にはなりたくないなー。
些細なことでもいいから、「幸せ」を感じられるような人生を歩みたいです。
そのためには自分で動かなきゃいけないのです。


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からくり民主主義 からくり民主主義
(2002/06)
高橋 秀実

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新年は読書に勤しんでいます。実家で暇なだけです。

奥田英朗先生のエッセイに登場した本を借りました。
奥田節に近いものがあるらしい。

オウム真理教とか、若狭湾原発、白川郷の世界遺産、諫早湾のムツゴロウ・・・
ちょっと前に世間を騒がせた(?)話題が詰まってました。

各話題の最後に著者がまとめとしてポツリとコメントを残してるんだけど、
それが軽く毒づいてて、人間味を感じさせます。
そこがこの作品の魅力ですな。

以下抜粋。

「国民の声 -クレームの愉しみ-」
  テレビの至上命令はそれだけである。
  CMという四角い看板を茶の間で見せるのが本当の目的だから。

「親切部隊 -小さな親切運動-」
  席をゆずるにはまず席に座ること。
  同様に、美談を光り輝かせるためには背景を暗くすることが肝要である。


諫早湾、普天間基地、若狭湾原発の話題を読んで、
あらためてメディアの報道の偏向性を認識。
まぁ、この本が確固たる正義や真理だとは思ってないけど。

どんなことだって、いろんな立場の人がかかわってるから、
捉え方なんていくらだってある。つまり正解はない。
その「正解」らしきもの、「みんな」の意見らしきものを作り上げてしまうのがマスコミなんですね。

それにしても、どの話題でも著者のフィールドワークのうまさには感服です。
どうやったらこんな風に自然に現地に溶け込んでいけるんだろうなー。



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あの歌がきこえる (新潮文庫 し 43-14) あの歌がきこえる (新潮文庫 し 43-14)
(2009/06/27)
重松 清

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実家に帰るときはなぜは重松清率高いです。

「きみの友だち」には届かないけど、重松清らしい良作品。

物語のストーリーも面白いんだけど、それ以上に主人公たちが話す
広島弁(っていうの??)がツボでした。

TRICK のヅラ刑事の部下みたいにアホだけど憎めない。
広島弁ってそーゆーもの?


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東京ゲスト・ハウス 東京ゲスト・ハウス
(2005/10/05)
角田 光代

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なんちゃってバッパーなあたしですが、
アジアばっかり旅してる日本人は苦手です。

彼らのまわりに漂ってる「倦んだ」空気が苦手。

旅をしてるんじゃなくて、「とりあえずそこにいる」だけ。
それなら別に北極圏だろうが、テロの中心地だろうが構わないはず。

だけど彼らは大抵、暑過ぎもせず凍える心配もないアジアの中下流国の安宿にいて、
途上国特有の、不安だけど特に何をするでもない惰性さに身を任せているだけ。

旅は目的があるから旅なのです。
あ、漠然とした「自分探し」は無しね。

時にはそんな惰性も必要かも知れない。
でも、目的が無かったら、あんまりひとつの場所に留まっていてはいけないのです。

多分、アキオもそれに気付いたはず。
東京で。

東京もアジアの片隅だもんね。
それにしても、ラストはどうしてあーなんだろう??


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右岸
 
右岸
(2008/10/11)
辻仁成

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江國香織の「左岸」に引き続き、ようやく読みました。


んーーーーーーー。。。。。。。

「左岸」と対になってる作品じゃなかったら、途中でやめてたかもしれない^^;
辻仁成の描く男の人の青臭さって、イマイチ受け入れられないんです。

江國香織の描写が、過去や周辺に散りばめられた断片的なものだとすれば、
辻仁成はその人物の肉体的なもの。
そこに妙な「リアル」さを感じてしまって、感情移入出来ないのです。


話がそれました。物語の内容に戻ると、、


この物語は「左岸」と「右岸」である必要があったのかなぁ・・・。

「あおい」と「順生」は、違う場所で生きてても互いの存在が常に近くにあったけど、
「茉莉」と「九」がつながりあう必然性はあまり感じられませんでした。

最後にどんな風に二人が繋がるのか、期待が大きかった分・・・という感じでした。
別の作品、って割り切って読んだ方が良かったな。

フランスが物語の重要な場所として描かれてるけど、
九の視点の「右岸」も、フランス映画のような淡々さで進みました。

茉莉も九も、惣一郎がいたころが一番の幸せな時間で、
そこから浮かび上がれないまま、だましだまし生きている気がしました。

「左岸」では感じなかった感想。
九の生涯を読み進めることで、「運命」というものについて考えさせられます。
生きてることそのものが「運命」に沿ってるって事なんだよなー。


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シンプルな暮らしに憧れます。 毎日をていねいに、彩りに満ちた生活を送りたいと思いながら、今日もあくせくすごしてます。
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自己紹介:
いつの間にか社会人4年目になりました。
旅好きです。
イタリアに住みたいです。

都内の中堅企業で3年10ヶ月を経て、2011年2月、心機一転新たなスタートです。

好きなことしか出来ない性分です。
意外とちっこいですが、たまに噛みつきますのでご注意ください。

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