卒業

昨日は卒業式でした。

４年間、本当にあっという間でしたね。



あたしって薄情な人間だな、っていつも思うんです。

去り際がうまくない。

終わりよければすべてよし、ともいうのにね。


どうしても、あの大学は好きになれなかった。
卒業式に出て、最後の感傷で、
少しでも「卒業したくない」って思ってしまうかもしれないのが嫌だった。

そんな感じで、ぎりぎりまで卒業式には行かないつもりでした。
あたしは一人だと思ってたから。

この大学でお世話になった人なんていない気になって、
誰にも仲良くしてもらわなかった気になって、
一人で『独り』を決め込んでた。

でも、そんなんじゃないことに気がつきました。

あたしはたくさんの人に支えられていたはず。

ただ、あたしがそれに気がつかなかっただけ。


最後の最後まで、自分は未熟なままです。




卒業おめでとう、のほかに、みんなに言いたかったこと。

ごめんね、ずっとずっとありがとう。




卒業式、行ってよかったな。
これで４年間の全てを、『思い出』にすることができるはず。

思い出は、全部大切なものだから。
いつか、全てを愛おしく思えるようになる。そう願います。